インフルエンザに罹った話

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日頃の行いが良くなかったのか、インフルエンザに罹ってしまいました。人生3度め。

 

-N日目…予防接種を受けた

0日目…エアコンをつけっぱなしで寝てしまった。

1日目…朝起きると喉が痛い。エアコンをつけっぱなしで寝てしまうと喉を痛め風邪を引いてしまうことが多く、またやらかした…と後悔した。夕方から友人と会った。夜は身体がなんとなくだるく、お腹も軽く痛み、寝付きが悪かった。

2日目…朝起きると身体が少し熱っぽい。一応体温を測ると36.9度。なんとなく全身のだるさを感じながら、昨日夜更かししたからかな、まさかインフルエンザじゃないよな、と思いながらもいつもどおり仕事をする。風邪を引くと副鼻腔炎を併発することが多いので仕事を早めに切り上げ耳鼻科へ。一応体温測るも36.9度でほっとして、先生に「一応インフルエンザの検査しとく?」と聞かれたので、「そうですね、一応…」と答え検査するとインフルエンザA型。ゾフルーザ服用。体調は依然として喉の痛みと全身のだるさだけ。

3日目…朝起きると全身のだるさが少し増していた。インフルエンザだもんな…と思いながら、また、これぐらいだったら正直仕事を休むほどではないな…とも思いながらお昼すぎまで寝る。全身のだるさは軽減。熱を測るも引き続き36度台。NetflixYouTubeを観て過ごす。Netflixテラスハウスと最近話題の「KonMari〜人生がときめく片づけの魔法~」にはまっている。

4日目…全身のだるさもなくなりほぼ完全回復。結局熱は一度も上がらなかった。前述のこんまりに影響を受けて部屋の掃除に手を付けた。(もう病人の過ごし方ではなくなった)

5日目…部屋の片付けがとても捗った。楽器を練習しようかなと思ったけど一応病人ということになっているし自粛した。

6日目…出勤停止最終日。一応病人ということになっているが数時間にわたって楽器の練習をした。こんなにしっかり練習できたのも久しい。夜にエキストラ先のオケの練習があり、発症&解熱(そもそも発熱していないが)時間を考えると、もうほとんど菌を撒き散らしておらず問題ないはずだけど、万が一ご迷惑をおかけするとよくない&もし後日どなたかがインフルエンザになれば確実に犯人扱いされる(実際は無自覚の他の方の可能性が高いと思うけど)ので、自粛した。

 

数ヶ月前から今週末は京都に行こうと思っていたけれど、一応病み上がりなのでやめることにした。行きたかったな。

 

余談だけど、人生で初めてインフルエンザに罹ったのは22歳のとき。

新型インフルエンザ」が流行ったとき含め、21歳まで一度もインフルエンザに罹ったことがなかったので、インフルエンザの抗体か何かを持っているのかと思っていたけれど、そんなことはなく罹った。

人生初のインフルエンザということもあるが、当時、演奏会本番を3日後に控えているときのインフルエンザという診断で、本番に出られなくなったので、非常に悲しい思い出として印象に残っている。

そのとき以来、インフルエンザの予防接種は毎年確実に受けてる。

でも今回また罹ってしまい、しかもオケの練習や演奏会、週末の旅行を予定が全部流れてしまって悲しい。(大事に残しておいた有給4日間使ってしまったのも)

 

ただ、インフルエンザに罹ったのに体調がほとんど悪くならなかった(むしろ普段の風邪のほうがしんどいぐらい)のは、不幸中の幸いか。

来年は、というか明日からは、手洗いうがいマスクをちゃんとしよ。

今更ながら2019年の目標

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ブログの更新がしばらく空きました。

年末ぐらいから、2018年の振り返りと2019年の目標の記事が書きたく、何度かブログの下書きを書いてみたり、Excelに2019年の目標100個書き出してみたりしていました。

しかしながら、文章としてなかなかまとまらず、考えあぐねているうちに、もはや2018年の振り返りをしているような時期ではなくなってしまったので、自分の備忘録ということで申し訳程度に2019年の目標をつらつらと書き並べます。

 

生活

1.週に2回は自炊をする
→去年は仕事が忙しくあまり自炊できなかったけど、今年はもう少し自炊して、節約しつつ生活力を上げる!

2.月曜日から木曜日は理由なく炭酸ジュースやお菓子を飲んだり食べたりしない
→健康で生きるためにちゃんと我慢する!

3.綺麗な部屋を維持する
→ホテルにいるときみたいに物事に集中できるように綺麗な部屋を維持する!また、今年は人を家に呼んで飲んだりする!

4.毎日化粧水と乳液をつける
→乾燥肌なことをちゃんと自覚する。若々しくいる!

5.プールに月2回(5~10月は月4回)通い、基礎体力をつけながら学生時代の体重(現状マイナス4kg)に戻す
→学生時代の写真を見たら顔がすっきりしていたのでそれぐらいすっきりしていたいし、健康で生きるために体力づくりをする!

6.23時半就寝、6時起床を目指す。土日も含め毎日遅くとも7時には起きる
→健康で生きる!24時間という限られた時間を有効活用する!

 

内面

7.親しい人を大事にする
→自分を大事にしてくれる人はされている以上に大事にする!

8.人を責めない、追求しない、褒める
→親しい人を増やす!好かれる人になる!

9.相手の気持ちを考える。利己主義ではなく利他主義
→自分のことより周りの人を大事にする!

10.思っているより一段階ポジティブな言い方をする
→物事に対して人よりネガティブに感じてしまうことは仕方ないこととして受け入れる。でも、それをそのまま言葉に出して人に伝える必要もないので、一段階ポジティブな言い方をする!

趣味など

11.楽器を練習する時は頭を使って練習する
→頭を使わない練習は水分補給禁止で校庭20周と同じ。今年こそは学生時代と同じぐらいまでの技術に戻す!

12.目指している資格試験2つのうち、1つは合格、もう1つも科目合格する。
→今後のキャリアを考えると絶対取る!

13.ふぁぼりすぎない、酔っている時にツイートしない。
twitterとの距離感大事! 

14.小説等とビジネス書を月に一冊ずつは読む
→ビジネス書ばかり読んでもだめだし、小説等ばかり読んでも今はだめ。バランスよく知識と教養をつけていく!

15.英語力を向上させる
→英語ができると間違いなく世界が広がる!

仕事

16.英語を使う仕事を自分で作って、海外出張を2回する
→仕事で英語を使った経験は経歴書に箔がつく。自分で仕事を作れる環境にあり、海外出張もできる環境にあるのだから、有効活用する!自分も会社もプラスに!

17.有給休暇は消滅させず使い切り、残業は月30時間以上しない
→労働者として会社を最大限に活用しながら、自己実現に繋げる!

唯川恵の『とける、とろける』を読んだ

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年末、同い年の知人の離婚を人づてに聞いた。

知人は東南アジア駐在、その奥さんは欧米駐在と、距離が離れていて難しかったのだろうか。

20代も半ばを終え、知人の結婚、出産を聞くのは日常になり、今度は離婚話を聞くことが少しずつ出てきた。

 

 

とける、とろける (新潮文庫)

とける、とろける (新潮文庫)

 

 

年末年始の帰省の間に、本を2冊読んだ。

そのうちの1冊がこの唯川恵の9つの短編小説──そのすべてが30代前後の女性が主人公である物語──が収録された『とける、とろける』。

 

恥ずかしいことなんて何もない。彼となら、何でもできる──。幸福な家庭を守りたいのに、気の遠くなるほどの快感とオーガズムを与えてくれる男と出会ってしまった女。運命の相手を探すため、様々な男と身体を重ねていく女。誰にも知られずに、秘密の恋人と痺れるようなセックスを楽しむ女。甘やかで、底知れない性愛の深みに堕ちていく女たちを描く、官能に満ちあふれた九つの物語。

 

9つすべてで不倫や浮気ををする。

事情は様々だけれど、生活に何らかの不満や物足りなさを持つ人々が実際にそして時に妄想の中で性行為に及び、その不満や物足りなさを埋め合わせていく。

実際には作中に性描写はほとんどないのだけれど、いや、ないはずなのだけれど、実際に描かれている以上に心に迫り、そして心を揺さぶる。

何気ないように見える描写にも意味が込められていて、20~30ページ程度の一つのお話を読むだけで体力を使うし、読み終わるととてつもない疲労感が残る。

これはひとえに唯川恵のすごさなのだと思うのだけれど、それでもやっぱり心が穏やかでリラックスしているときに読まないと苦しい。

確かにどんどん読み進めて行きたくなるぐらい面白かったのだけれど…あまり人に勧められる作品ではない。

 

 

ここからは一つの話を紹介します。若干のネタバレを含みます。

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陽当たり

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職場が変わったのに伴って、今のマンションに引っ越してきてもうすぐ2年。

管理会社から契約更新の案内が届いた。

 

学生時代に一人暮らしを始めて、就職に伴い会社の独身寮に引っ越し、職場が変わって今のマンションと、3つの家で過ごしてきたけど、今のマンションが一番気に入っている。

 

理由の一つは立地。

最寄り駅までは歩いてすぐで、さらにその駅は交通のアクセスがとても良い。

都心近くにありながら、街は都会の喧騒から離れた閑静な住宅街で、とてものどか。

また駅前に居酒屋はなく、道にゴミが落ちているところもほとんど見かけない。

車が一台通れるぐらいの幅の道に小奇麗で大きな一軒家が立ち並び、もしかしたら条例で制限されているのか、5階建て以上のマンションは全然見かけない。

外では子どもたちが遊ぶ声や、ピアノを練習している音がしばしば聞こえる。

これが友達みんなにこの街をおすすめしている理由でもある。

結婚して子どもが生まれたり、年収が倍になったりしても、東京に住んでいる限りは、この街に住み続けたいなと今は思っている。

 

二つ目の理由は部屋で楽器が弾けること。

部屋で楽器が弾ける。

これは、防音マンションというわけではなく、指定された時間のなかでお互い様という条件で、部屋で楽器が弾ける。

部屋で周りを気にすることなく楽器の練習ができることは嬉しい。

そして、それもさることながら、周りに住んでいる人の練習を聞くのもなかなか楽しい。

今のお隣さんは毎日バイオリンを練習されている。

普段はおそらく普通の社会人として働かれていて、毎日夜になると15分程度練習する音が聞こえてくる。

僕が引っ越してきたばかりのころは、多分バイオリンを始めたばかりでロングトーンもできない初心者の方だったのだけれど、2年たった今ではカイザーの練習曲を練習されている。

そんなお隣さんの練習を聞くと、15分程度の練習でも毎日続けると着実に上手になっていくんだなあと感心すると同時に、自分も練習しなきゃなという気持ちになる。

また、お隣さんではないけど、廊下を歩いているとお琴を練習している音や、アルトの声、激うまなピアノの音が聞こえたりするのもとてもよい。

 

三つ目の理由は陽当たりの良さ。

これまで住んでいた家はいまいち陽当たりが良くなかったけど、特に支障がなかったので、家を探すときに陽当たりは全然気にしていなかったし、何なら北向きの家で良いとさえ考えていた。

でも、今の家に住み始めてからは陽当たりが良いことは大事だと思うようになった。

特に冬。

お休みの日に朝から外へ出かけてお昼すぎに帰ってくると、部屋の中が暖かい陽に照らされ明るく、また暖房を入れなくてもポカポカしていて、得も言われぬ幸福感を感じる。

余談だけど、ロシア音楽が暗鬱としていることや北欧の作曲家が描く陽の光に対する喜びも、こういうことか、と納得するようになった。

 

 

と、今住むところの良さを書き並べて、高い更新料を自分の中で正当化しました。

空室率ほぼゼロなので、交渉しても当然のように安くならなかった…。

サンタさんが今年もやってくる

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先日、会社の先輩とランチをご一緒していたらサンタさんの話になった。

先輩のご家庭では毎年サンタさんを外注しているらしい。

サンタさんが子どもたちへのプレゼントを携え自宅にやってくるとのこと。

 

サンタさんを外注。

 

詳しく話を聞けば、チャリティーサンタというNPO法人が行っている活動で、申し込みをすると、サンタさんが子供へのプレゼントを携えて自宅にやってくるという。

 

正確に言うと、申込みをして、ボランティアのサンタさんと事前にメールなどで日程を調整する。そして当日、玄関先に子どもたちに渡したいプレゼントと3,000円を置いておく。ボランティアサンタさんは玄関先に置いてあるプレゼントと3,000円を受け取ったのち、玄関のベルを鳴らす。

 

子どもたちはサンタさんがやってきたと大喜びをする。

 

これだけでも十分素敵な話なのだけれど、さらに素敵なのが、3,000円はボランティアサンタさんへの謝礼ではなく、ひとり親や貧困家庭、被災地の子どもたちへのプレゼントになるという。

 

僕も子どもができたらぜひ利用したいし、何なら来年ボランティアサンタさんやろうかな、と思った。

 

余談として面白かったのが、女性のサンタさんは割と予約が取りやすいけど、男性のサンタさんはなかなか予約が取れないらしい。

「なんで?」と一瞬でも思ったあなたはきっと不純なおじさん。

 

うちにもサンタさん来ないかな。

気づけば12記事書いていた

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10月にブログを始めて、気づけば12記事書いていました。これが13記事目。

一番最初の記事で、年内に10記事書くことを小さな目標にしていたので、当初考えていたよりも早いペースで記事を書いています。

 

ka-log.hatenablog.com

 

生活費の記事がスマートニュースで取り上げられて瞬間的にアクセス数が増えたり、誰かのFacebookでシェアされたりしたようですが、これといって生活に変化はありません。

一般人の雑記ブログなので当たり前のことですが。

 

ただ、ブログを書き始めて気づいたことがありました。 

それは、ブログを書くにあたって、思いついたことを思いついた通りに文字に起こすと、極めて非論理的で一貫性のない文章になっていること。

正確に言うと、一つ一つの文章はそこまで非論理的ではないのだけれど、それぞれの文章の間に繋がりが見えないことがしばしば。

また、まとまった文章を書くと、最初に言いたかったことと、途中で言っていることと、最後に言っていることが矛盾していることも決して少なくない。

仕事で文章を書くときは、箇条書きにしたり、書くべきことをきちんと整理してから文章に起こしたりするので、あまり気づかなかったけど、普段自分が発する言葉や考えはこんなに非論理的で一貫性がないものなんだと思わされました。

 

ブログを書くというのはただの趣味や自己顕示欲のようなものですが、せっかくなのでそれだけじゃなくて、少しずつでも記事を書き続けて、普段の思考の一貫性や論理性を高めるとともに、それを人にわかりやすく伝えられる表現ができるようになっていきたいなと思うのでした。

唯川恵の『瑠璃でもなく、玻璃でもなく』を読んだ

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先日、近所のブックオフで20%OFFセールをしていた。

普通なら108円コーナーは対象外になっていそうなものだが、108円のコーナーにあった唯川恵の『瑠璃でもなく、玻璃でもなく』も20%OFFだった。

 

瑠璃でもなく、玻璃でもなく (集英社文庫)

瑠璃でもなく、玻璃でもなく (集英社文庫)

 

 

この作品は、会社の先輩と不倫する26歳の女性と、その会社の先輩の奥さんの34歳の女性の話。

 

唯川恵は割と好きなのですが、彼女の好きなところはどこかと聞かれれば、常にセックスが素直に正当化されるところかもしれない。

表立って話をするには難しく、また場合によっては汚らわしいものとして扱われることさえある性行為が、彼女の作品の中では常に何にも代えがたい素敵で満たされる行為として描写される。

それが浮気や不倫であっても正当化されるし、20代のOLがいつの間にか15歳の男子高校生との間で妊娠していてもそれが正当化される(これは他の作品の話。幸せの結末として描かれている)。

 

それはさておき。

この作品では不倫相手との将来に不安を抱える26歳の女性と、結婚に憧れて結婚するも不満を抱える34歳の女性が描かれている。

「恋愛は不安との戦いであり、結婚は不満との戦いである。」

 

今の時代、結婚して家庭に入ることこそが「女の幸せ」とでも言おうものなら非難轟々だ。

もはや結婚は決して人生のゴールではなく、人生の通過点の一つに過ぎない。

結婚してからも自分の人生は自分の人生だ。 

自分の人生は自分で幸せなものにしていかなければならない。

ただ、その「幸せ」は人によって違う。育児や家事をして円満な家庭を築くのが「幸せ」だと感じる人もいれば、結婚せずにキャリアを追求して仕事を頑張ることを「幸せ」だと感じる人もいる。

自分の「幸せ」が他の人にとっても「幸せ」かどうかはわからない。他の人の「幸せ」が自分にとっても「幸せ」かどうかもわからない。

幸せそうな人を羨んだりするのではなく、自分にとっての「幸せ」を追求していくべきである。

 「私もね、いろいろ考えたの。専業主婦も快適だったし、このままでもいいかなぁって。でも、子供はいつか巣立っていくじゃない。子育てしかしなかったら、逆に私が子離れできないかもしれない。そりゃあ子供は可愛いわ。毎朝、保育園に預ける時は、拓斗より私の方が泣きたいくらい。でもね、やっぱり私は、私の人生を大切にしようと思うの。だって夫婦も親子も、所詮は別の人間なんだもの。もちろん、いい意味で言ってるのよ」

 

「わかっている。専業主婦が悪いわけじゃない。働きたい人はそうすればいいし、子育てに没頭したいならそうすればいい。家事だって大切な仕事だ。人それぞれ。人生はみんな違って当たり前なのだ。」

 

 

物語のあらすじに踏み込んでしまうから書かないが、物語の最後で揺り動く主人公の心情はとても人間らしかった。

 

読んでいて続きがどんどん気になる小説だったけども、人に勧めるほどのものかと言われると、腑に落ちないところも多々あるし、なんかちょっと違うかな、と思った。

また、あらためて女性作家の恋愛作品は自分には全然理解出来ていないのではないかと思わされた。

 

瑠璃でもなく、玻璃でもなく (集英社文庫)

瑠璃でもなく、玻璃でもなく (集英社文庫)